アンリ・カルティエ・ブレッソン
そういえば、
土曜夕方、土砂降りの雨の中「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌 展」を見るため、竹橋の東京国立近代美術館へ行ってきた。

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アンリ・カルティエ・ブレッソン 知られざる全貌
"De qui s'agit-il?" Retrospective de Henri Cartier-Bresson
@東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
2007年6月19日(火)〜8月12日(日) 10:00〜17:00 金曜は20:00まで 月曜休館
一般800(700/600)円、大学生400(300/200)円、高校生250(150/100)円
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ブレッソンといえば、写真好きで彼を知らないはいないんじゃないの、なんて言ってよいほど有名なフランスの写真家。マグナムフォトの設立メンバーでも知られる。1994年になくなってしまったが、それ以後も世界各地で写真展が開催されているとのこと。僕もブレッソンの写真展を見るのは何度目だろうか?


ブレッソンはライカ使い。ということで僕がライカM4Pで撮った写真が手元にあったのでアップ。
ショ、ショボイ・・・もっといいの探せよと(泣)
Leica M4P, 沈胴 Sumicron 50mm F2 (コントラストが低くて変わった描写)


HCBの写真、報道なのかな?ヨーロッパの風俗や世界各地の人・光景をごく自然に撮影されたもので、イヤミがない。文化を記録するという目的で写真を撮ると、どうも作者の意図が色濃く出てしまってくどいことが多いのだけれども、ブレッソンの写真はすごく自然で生活感にあふれている。なのにその奥にある深い文化的・政治的背景が見え隠れする、加えて各所に現れるユーモア、ほほえましさもある。
そして構図。
以前、渋谷のシネマライズで上映されていたブレッソンのドキュメンタリー映画では本人は「私の写真は構図が大事だ」的なことを言っていたのだが、それを思い出し見てみると、その情景に見合った構図で切り取られている、計算していることもわかる。

1枚1枚について、傑作!インパクト大!なんて思うものは多くはないけど、なんか良いのだ。愛を感じる。

今回の展示で、めずらしいのは、ブレッソンのオリジナルプリントが展示されていること。ブレッソン本人はあんまりモノクロプリントが上手くないと言われているけど、やっぱり上手くなかった。価値があるのだろうけれども、展示されているものとは雲泥の差だった。でも味があると言えば味があるのかも。ちなみに、展示されているモノクロプリントは、現代の風景を撮っているのかと見間違うほどきれいなプリントだった。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶
(参考映画) 「アンリ・カルティエ・ブレッソン 瞬間の記憶

ブレッソンのプリントといえば、ピエール・ガスマンという専属のプリンター(写真を焼く職人)が担当している。日本では珍しいことかもしれないれども、ヨーロッパやアメリカなど海外では、写真家自らが焼くのではなく信頼できるプリンターに焼いてもらうというのが一般的らしい。僕は以前、ロベール・ドアノーの専属プリンターをやっていた、フィリップ・サルーンという人のモノクロプリントワークショップに2日間参加して、一緒に写真展をしたことがある(自慢)w。そのとき僕はニコンのエプロンをしていたため、終始名前ではなく、「ムッシュニコン」と呼ばれていた。。。
実はワークショップ終了後、フィリップさんに僕のニコンの青いエプロン(実はニコンカメラ販売でバイトしていたときにもらったもの)を「for you」といってあげたのだが、使っているだろうか?

話をもどして〜プリンターという職業が社会的に認知されていて、それで成り立っている環境もまた日本と違っていて面白い。そんなことをあらためて思ったり、発見の多い写真展でした。
作品数がかなり多いので、時間に余裕を持って見に行くことをオススメします。僕は1時間半見たところで閉館時間。4分の1くらいちゃんと見ることが出来ませんでした。残念!

 


スレッドテーマ [ 写真 … ライカ・マウント・レンズ ]
07/17 23:59 | 写真展(他人) | CM:2 | TB:0
はじめまして。写真を読む、という感じのすてきな空間ですね。

ブレッソン展は来月行く予定です。今はDVDで楽しんでいます。
プリンターという存在は、映画「戦場のフォトグラファー」で意識しました。ジェームズ・ナクトウェイと専属プリンターとの作業や綿密なやりとりが印象に残っています。
ブレッソンのプリントは叙情豊かな柔らかな「グレー」と評されていたのを読みました。上手下手とはまた観点が違ってくるのかな。来月実際にこの眼で見て、その違いを感じたいと思います。

「ムッシュニコン」
これは、大いにウケテしまいましたよ。
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
言いたい放題書きすぎたようでw
今回のプリントがガスマンさんがプリントしたのかどうかはわかりませんが、非常にはっきりくっきりプリントされていて、とても数十年も前の風景をプリントしたものとは思えないくらいきれいなものでした。
実際に撮影したのがブレッソンであることを考えると、撮ったときの気持ちがそのままプリントに現れているというこですので貴重なものかもしれません。
まぁ、どちらが良いかという問題でもありませんが、両者のプリントを見比べることができる空間というのは、かなり珍しいものですので必見ですね!

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